マジ切れしてさっぱりした所で…。

平常に戻ろうかと。昨日のライブ会場で販売されてたROVOのオフィシャルブートレグ第2弾について。
ROVO LIVE at MAGASIN4 2004.06.04 Brussels, Belgium
(↑多分まだ「はまぞう」に無い。そこはオレのせいじゃないから)
小型マイクを使って録音したものらしい。音割れまくり。まさに海賊盤な一枚。海賊感漂って個人的にマンセー(←日記で初めてこの表現使った)なんだけど、普段きれいにミックスされた音源だけを聴いている人には多分相当受けが悪い。なんというか、ハイソな人がBボーイを「犬の糞」のように感じるような(僕は思いませんよ〜、世の中みんな糞ですから、僕も貴方も)。
僕自身、海賊盤は全然持っていないので、こういう音には慣れていなくて正直戸惑った。最初は「なんでオフィシャルなのにここまで音悪ぃんだよオラッ!!」くらいに思ったけど、あまりの音の悪さに途中から別の意図を感じ始めた。なんていうか、これワザとです、世の中キレイな音だけじゃありませんよ、「マイクを通して音を聴く」って感覚を味わってみてください、音割れの裏の音が実はキレイなんですよ、なんていう憎い声から、すいませんツアーなんで機材持ち運んでられない所へ良い演奏されてリリースしたくなったけど音源こんなんです勘弁して…、みたいな泣きの声など、いろんな声が聞えてくる。これは早急に判断を下せないな。SINOのような例もある。いつ、どこで、なにがあるか分からないのがROVOなので。だから好きなんだよー、「こういう感じの曲を演る」とかいちいち想像付くようなもんじゃないから好きなんだよー、期待を裏切るから好きなんですよ。
参考までに。

シノ

シノ

SINOについて書いてる日記を見てて発見。すごく良い文章。「音楽と風景」が出てくるとマジでやばい。この人の学校生活とか授業の感じとか、気づいたらいろいろ考えてて、頭には音楽が流れて、景色の色が切り替わって。解釈大事。すること自体が大事。
http://d.hatena.ne.jp/satofu/20050409