ユリイカ読んだ。

大友良英さんが日記で「またポストかよ。」と突っ込んでいた「ポスト・ノイズ」。
この「ポスト」という響き、非常に嫌だ。権威主義的で、ヒットチャート指向が背景に在るような発想、という感じがしてとても辛い。デスな発想だ。
で内容は、座談会から特集まで、全然「ポスト・ノイズ」なことは無かったように思った。良かった。座談会はiPODの話とかしてたし、特集はノイズまでの歴史総括みたいな感じで。
音楽は算数じゃないので、さっきまでが「ああ」だったから次は「こう」だってわけにはいかないと思う。なので、歴史を総括する分には有意義だと思う。ただ、その歴史を流れと見て、「次はこうだ!」なんて考え始めると話がおかしくなる。だから算数じゃないんだってば。養老孟子に「『ああすればこうなる』思想は止めなさい。」なんて説教されるかも。

ユリイカ2005年3月号 特集=ポスト・ノイズ 越境するサウンド

ユリイカ2005年3月号 特集=ポスト・ノイズ 越境するサウンド