フジロックフェスティバル05、出演者第5弾発表。
…06の発表、まだかなぁー…(汗。なんかサマソニ化してるな…。フジももうダメだ…。
メタモルフォーゼ、True People's Celebrationの発表が無い今、夏フェス予定ゼロ。メタモはいつも発表が遅いから、現時点では余裕を装ってはいる状態。
マジ切れしてさっぱりした所で…。
平常に戻ろうかと。昨日のライブ会場で販売されてたROVOのオフィシャルブートレグ第2弾について。
ROVO LIVE at MAGASIN4 2004.06.04 Brussels, Belgium
(↑多分まだ「はまぞう」に無い。そこはオレのせいじゃないから)
小型マイクを使って録音したものらしい。音割れまくり。まさに海賊盤な一枚。海賊感漂って個人的にマンセー(←日記で初めてこの表現使った)なんだけど、普段きれいにミックスされた音源だけを聴いている人には多分相当受けが悪い。なんというか、ハイソな人がBボーイを「犬の糞」のように感じるような(僕は思いませんよ〜、世の中みんな糞ですから、僕も貴方も)。
僕自身、海賊盤は全然持っていないので、こういう音には慣れていなくて正直戸惑った。最初は「なんでオフィシャルなのにここまで音悪ぃんだよオラッ!!」くらいに思ったけど、あまりの音の悪さに途中から別の意図を感じ始めた。なんていうか、これワザとです、世の中キレイな音だけじゃありませんよ、「マイクを通して音を聴く」って感覚を味わってみてください、音割れの裏の音が実はキレイなんですよ、なんていう憎い声から、すいませんツアーなんで機材持ち運んでられない所へ良い演奏されてリリースしたくなったけど音源こんなんです勘弁して…、みたいな泣きの声など、いろんな声が聞えてくる。これは早急に判断を下せないな。SINOのような例もある。いつ、どこで、なにがあるか分からないのがROVOなので。だから好きなんだよー、「こういう感じの曲を演る」とかいちいち想像付くようなもんじゃないから好きなんだよー、期待を裏切るから好きなんですよ。
参考までに。
- アーティスト: Rovo,Date Course Pentagon Royal Garden
- 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
- 発売日: 2001/07/10
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
http://d.hatena.ne.jp/satofu/20050409
ROVO presents MAN DRIVE TRANCE SPECIAL vol.3
久々のROVOライブ。今回は前座が七尾旅人(後で知った)、Polaris(「ポラリス」と読むらしい)、レイ・ハラカミだ。この中で興味があったのは、Polarisだ。といっても、後ほどこの期待感は誤情報によってもたらされたものであった事を知るのだが…。
日比谷に着いたのは午後4時半くらい。例年ならまだ余裕で席が空いてる時間帯のはず…と思ったら、全然席が無い(!)。ROVOのライブで場所に困ることなんて一度も無かったはずなんだけど…。友達の話によると、前座のPolarisが結構な人気者(ヒットチャート50位以内に入るバンドらしい。ていうかヒットチャートバンドは人気者なのか?ていうかそういう連中を連れてくんな<キレ)らしくて、それ目当ての人がNHKポップジャムの会場から大挙して押しかけてきているらしい(嘘。その話を聞いてかなりテンション下がる。マジNHKポップジャムの会場に帰ってくれって感じ。国に帰れ。
なんで僕がPolarisに(淡い)期待をしていたか。それは、先月の新宿PITINNの月間スケジュールに載っていた坂田明のライブ告知だ。どうも坂田明の息子がPolarisのドラマーなのだそうだ。で、その坂田明のライブ自体は、ジム・オルークやオルーク関連の人と坂田親子が競演するって内容で、僕としては「ジム・オルークとやり合うようなレベルの人間が在籍するほどのレベルなのかっ!!Polarisってのは!!」なんて今考えればありえなさ過ぎてバカらしくなるような期待を持って当日に望んだわけだ。ちなみに、坂田明の息子は既にPolaris脱退完了だったらしい。これも後で知ったこと。まさに踏んだり蹴ったりだ。
で、前座の連中は…。感想書く気にもならない。自分にとってはまさに時間の無駄。Polarisの時は、外で散歩していたので最初の曲しか聴いていない。最初の曲で論外だったから散歩したわけだけど。まー、ああいうのとROVOが一緒にライブするのは正直どうかと思う。水と油を本気で混ぜようとする行為に他ならなくて。混ざらないものは混ざらない。いつか混ざる日が来るかもしれないが、とりあえず今日この場で混ざることはありえない。
どちらかが良い・正しいとかいう問題じゃなくて、単純に価値観が相容れないんだよ。
今回も、ROVOは古い曲をやってくれた。こういうのはとても嬉しい。僕は「新曲イコール次のステップ」という前世紀的産業音楽観のような感覚にはとても疑問を持っている人間なので、原則として「演りたい時に演りたい曲を演る。」というスタンスを演奏者の意向として受け取りたいと思っている。だから、自分主催のイベントの時くらいは自分の好きなようにやってもらいたい。新曲出したらそればっかやらなければいけないような市場原理から離れてもらって。古い曲といえば、アンコール前のCISCOの時、最初の岡部洋一が一人で叩く場面、芳垣安洋がトーキング・ドラムみたいなのを使っていたシーン。あの音、PICO!版CISCOに入っていたスネアのディレイを連想させて、ちょっとドキッとした。選曲を含め、なんか「懐メロ!!」な感じで嬉しい限り。
途中で女性ヴォーカルが入った。Yaeだ。ロングトーン主体で音響を重視したセッション。インタープレイ(まぁ境界は極めて曖昧なんだけど)でパーカッションと絡んでいく所なんかは特に良い感じ。そういえば今までのROVOには声が無かったなー、ヒットチャート的固定観念なヴォーカルじゃなくて面白いなー、いっそのこと新メンバーにしてみたらどうだろうなー、シンセみたいに裏で鳴らすと面白そうだなー、なんて考え事しながら聴いていた。
そういえば、この頃あたりが、客の私語の最も酷い時だった。明らかに「素人」な連中が「ヤベー、スゲー」とか曲の間も大声で叫ぶまではともかく、大声で私語をしたり野次を飛ばしたり、「乾杯ーっ!!」する姿は、もうコイツらどうしようもないな…と本気で呆れた。今まで行ったROVOのライブの中で一番酷かった。ちなみに、前座も今まで一番酷かった。酷いというかイタかった。「そういう連中と、そういう連中に呆れる人達の図」があちこちで見受けられたように思う。
あー、書いていて嫌になってきた。こっちは好きで聴きに行ってんのに、なんでああいう明らかに「好きで音楽聴いてるわけじゃない」連中の巻き添えを食わなければいけないわけ?あいつらなんなんだ?なんでそう無理してまで音楽聴いてんの?聴かないとガッコーでイジメられんのか?
紳士もヤクザも「客は客」。それはそうなんだろうが、ヤクザと同じ檻に投げられた側としてはとんだ災難だ。こういうのは今まで我慢してきたが、ちょっと我慢しきれなくなってきた。あそこまで○○な連中は想定外だ。
ちょっと酷い文章を書いてみる←こういうの、自己正当化。
http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/20050424
沼田さん、すみませんが勝手にリンク貼らせてもらいます。
昨日偶然立ち読みしたミュージックマガジンの批評についての感想が書かれている。
問題の「ミュージックマガジンの批評」はというと、昨今ハタ目にも異常といえるほど菊地成孔氏へのバッシングを展開している(と同時に、年末・年度末などの年間総括コーナーではちゃっかり載せてしっかり部数を確保しているように見受けられる)んだけど、同誌が氏及び大友良英氏の新作に対して、またもやどう贔屓目に見ても悪口・陰口にしか受け取れないような内容を新作レビューで掲載した(大袈裟?とりあえず連中が喧嘩を売ってるのは事実かと…)。
本誌は、本号で第?00号(読前は確認したが読後には忘れてた、気分悪くて)かの記念号だったらしいが、そういう大事な号でこんなことをよく書けるなぁと、今思い返して感心した。読んでる時は「あー、恒例のあのやり方ね。」って感じで読み捨てたくらいで特に意識しなかったけど。
本誌については、よくもまぁここまで多彩に自己正当化手法を揃えられるなぁと度々感心する。もう分かってやってるから救えない。こんな大人にはなりたくない。
それにしても、沼田さんの文章の中で「本誌とは具体的に誰なのだろう。マガジンの編集部員全てがそう思っているのだろうか。その実体が見えない。」と書いた点、これは優しいなぁと感心した。あくまでも担当者を明確化しようという姿勢だ。これ、「最終的にあの文章を投下した責任者以外には罪は無い」なんて粋な受け取り方もできる。当然っちゃ当然なのかもしれないけど、僕が当事者だったらできない対応だな。もう絶対キレてる。いや、当事者じゃないけど、本誌のあの文章に対して僕は勝手にキレた。キレ済。僕は菊地氏の熱烈なファンじゃないし、氏の著書もこの新作も買ってないような蚊帳の外な人間だけど、そんな人間であってもあれは見て黙っていられなかった。具体的に何かできるかわからないからとりあえずこうしてプンスカしておくけど。
あのレビューが話題になって本誌の売り上げが上がるかもしれない。なんだけど、それで売り上げを上げて、一体誰が喜ぶのか全く想像できない。会社の社長?担当者本人?担当者の家族?編集部の人間?本屋さん?菊地氏?大友氏?結局自分自身含め、誰のためにもなってないんじゃないの?
注)最後の「菊地氏?大友氏?」は冗談で付け加えました。あくまで冗談。
マジ無くなる。
連休2日目、暇を持て余して遂に買い物依存症が発動。最初に向かった紀伊国屋では耐え切ったものの、次のタワレコで大放出、お金を。本気で自分に呆れる。
買ったもの分類:
①ロック:マニュエル・ゴッチング
- アーティスト: マニュエル・ゲッチング
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1996/06/25
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- アーティスト: イルリメ
- 出版社/メーカー: ミュージックマイン
- 発売日: 2003/05/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
③テクノ:ファンクストラング
Isolated Funkstorung Triple Media [DVD] [Import]
- アーティスト: Funkstorung
- 出版社/メーカー: K7
- 発売日: 2004/11/01
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- アーティスト: Miya
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2004/05/23
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- アーティスト: フェルナンド・ソーンダース/Yoshigaki Yasuhiro
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (4件) を見る
クセナキス(該当アルバム、はまぞうに無いぞ…その②)
①は、E2-E4好きなんで。信頼買い。はてな的には「マニュエル・ゲッチング」らしい。別に訂正するつもりも無いけど。
②は…、ECDは今月買ったスタジオヴォイスにて何故か副島輝人さんと対談してたのが個人的にウケて勢い買いなんだけど…、まぁそのうちちゃんと聴く。イルリメ…、やっぱメディアはアテになんねーなぁ、けどまぁ個人の趣味だしなぁ、で結局はオレのせいね、悪かったよ。ダブCDはちょっと聴いてみた。
③はDVD。コイツが一番金かかった。去年のメタモルフォーゼで見逃した(!)連中。
morceさんて人んトコにリンクあり。勝手に貼ってごめんなさい。自分でやるの面倒なんです(笑。
http://d.hatena.ne.jp/morce/20050415
④はまだ聴いてない。まぁ…、ハズレは無いだろうかと、いろんな意味で。
⑤もまだ聴いてない。なんていうか、若者特有の勢いというところで。安かったし(1500円ナリ)。
あー、金が無い。金が足りない。買いたいCDが山ほどあるのに〜。今日もざっと10枚くらいは買いたいCDを黙殺してきた。いずれアイツらを購入しなくちゃいかんのかと考えるだけでダウナーだ。
なんて書きながら、今「ロック画報」のフリクション特集で付録CDに入ってたクレイジーキャッツの「クレイジーラスベガス」、「アッと驚く為五郎」聴いてんだけど、マジサイコー。鳥肌立った。
- 出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
世の中、面白い。
らくだのひとりごと
http://d.hatena.ne.jp/http?//rakudaj.seesaa.net/article/3130212.html
おけぐわの日記
http://d.hatena.ne.jp/okgwa/20050424/p2
人権擁護法案ポジションMAP
http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000047.html
ネット上での立ち振る舞いを「小二病・中二病・高二病・大二病」に分類してみる遊び
http://www.otsune.com/diary/2005/04/10/1.html#200504101
見たことない人(の方が少なくなってるかも)、マジ見てみ。
こういうの見た時は心底生きてて良かったと思える。肯定されたり否定されたり、これだから人間辞められねぇす。
スタジオヴォイス「ポスト・ジャズのサウンド・テクスチュア」
STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2005年 05月号
- 出版社/メーカー: インファス・パブリケーション
- 発売日: 2005/04/06
- メディア: 雑誌
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
無意識では「ポジション」指向で発想しているため、モノホンなジャズから明らかにジャズじゃないオフサイト系まで、本書の「ジャズ」というジャンルからすればありえない組み合わせも平然と行われている。
こういう現象が起こるのは、メディアが悪いのか消費者が悪いのか、時々分からなくなる。別にどっちかが悪いと決めなくてもいいんだけど、そんなこと言い出したら世の中に悪いことなんて無くなっちまうから敢えて決めるんだけど。
文化事業は非科学性な部分が多い(最近読んだ野口悠紀雄風にいう「マゼラン的」)ため、やはり肝は「表現・解釈を可能な限り制限しない」ことにあると思う。その点ではメディアが悪い。メディアは「消費者が求めるから」と言うだろうが、情報がフラットでない前提がある以上、その罪は決して軽減されない。それを知った上でさらに言ってるからつくづく使えないもので。僕にどんなノウハウや資金があっても一生作れないであろう一冊。金返せ。